カープ最終回の反撃に震えた
中村祐太の立ち上がり
大瀬良、ジョンソンの離脱でぽっかりと空いてしまった先発ローテーションの穴。
それを埋めるべくファームから昇格即今季初先発となった中村祐太投手。
その立ち上がり、いきなりの3者連続ホームランを浴びてしまいました。
ヤクルト球団史上初、日本球界でも25年ぶりの出来事というかなりレアな攻撃に一時はどうなるかと・・・。
ただ、その後の中村祐太は見事な投球で、相手小川投手よりもいい投球でした。
このまま我慢すれば、球数的にも7回くらいまではいけるような感じだったので期待したのですが、アクシデント発生。
左脚のどこかを痛めた模様で、ここで降板してしまいました。
投壊歯止めきがず
中村祐太が2回から必死でヤクルトの得点を食い止めていたのに、中継ぎ陣が試合を壊してしまいました。
最下位チーム相手に、今カードの初戦14失点、昨日は2失点に抑えたものの、今日は8失点。
実に3試合で24失点という投壊状態。
特に先発が降板してから中継ぎ以降の投手が失点を重ねてしまいます。
-この3試合 中継ぎ以降の投手別失点-
塹江 1試合 1回 0失点 フランスア 1試合 2回 0失点 中田 1試合 1回 0失点 高橋樹 2試合 2回1/3 4失点 矢崎 1試合 1回2/3 3失点 島内 2試合 1回0/3 4失点 菊池保 2試合 1回 0失点 |
カープの中継ぎ陣で勝ちパターンと言えるのは、塹江、フランスアのみというのが現状です。
最終回の反撃に震えた
最後の反撃はカープ打線の意地。
堂林のダブルプレーが結果的に痛かったけど、あの打球もピッチャーに強いライナーゴロ打てていたし、小川投手のフィールディングにやられただけで、最終回全員の打球は完全に小川投手を攻略していました。
2アウトランナーなしからの5点。
この試合中ずっと感じていたフラストレーションが吹っ飛んでいました。
負けて悔しいことには変わりないけど、どこかしら清々しい敗戦に、ファンとしても明日への切り替えができる攻撃でした。
最後の選択肢
5点返してなおも2アウト1・3塁の場面。
あのまま曽根を打席に立たせるのか。
ベンチにいたのは、正隨と白濱の二人。
私は、曽根という選択肢を選ぶと見ていたのですが、佐々岡監督は正隨の代打を選びました。
あそこは、ファンの間でも意見が分かれたポイントだと思います。
波に乗れないチーム
直前の中日戦を2連勝で乗り切り、雨天中止の1試合を挟んで神宮に乗り込んできたカープ。
ここは最下位のヤクルト戦だけに、借金返済していくうえで負け越しは許されない3連戦のはずでした。
ところが初戦先発の床田をはじめとした投手陣の乱調で大敗してチームの流れは止まってしまいました。
今季、とにかく連勝が続かないので、なかなか波に乗れません。
こうなったら、明日からの巨人戦、しっかり首位いじめをすれば少しは心も癒されます。
初戦菅野先発と思っていたら違っていました。
少しは勝利の期待度は上がるのでしょうか?
今日の試合クローズアップ
中村祐太 いきなり3連発もナイスピッチング
今季1軍初昇格即先発となった中村祐太投手。
立ち上がりいきなりの3者連続ホームラン浴びてどうなるかと思いましたが、あとはナイスピッチング。
ところが、5回途中左脚のアクシデントで降板。
4回2/3 80球 4被安打 4奪三振 2四死球 3失点 |
大瀬良、ジョンソンの離脱で空いた先発ローテーションの谷間を埋めて欲しかったのですが、このアクシデントでまた離脱ということになれば、もう先発がいない。
島内の期待値は高いけど
島内が昇格してすぐの頃は、かなりの成長を感じました。
勝ちパターンに入れると確信したぐらいだったけど、ここ最近は制球難ばかりがどうしても目立ちます。
今日を含めて直近6試合 4回1/3を投げて4与四死球。
登板のたびに、1つは四死球を与える投球が続いています。
ストライクとボールがはっきりしていて、歩かせるときには簡単に与えてしまいます。
結果、アウトに打ち取る時も、ボール先行が多く、3ボールなんてざらにあります。
ストライク先行で追い込む数が増えれば、三振奪取率が高いだけに、楽しみで仕方ない投手の一人です。
4番鈴木誠也の葛藤
9回の先頭で2塁打を放ったけど、鈴木誠也は塁上でさえない表情をしていました。
4番として得点圏で走者を置いて、チャンスの場面で結果を出せない自分がとても歯がゆいのでしょう。
明日の予告先発
広島 | 巨人 |
九里 | 直江 |
九里投手はここ2試合いい投球が続いています。
この試合の相手先発は順番的には、菅野投手と思っていたのですが、ここは勝たせてもらいましょう。