契約解除のバティスタ 今後の動きはどうなるのか
スポンサーリンク

バティスタ契約解除

今日で出場停止処分期間が終了するバティスタに関して球団から、重大発表がありました。
結論は「契約を結ばない」
これがカープが出した結論でした。

チームの戦力としては大きく影響するけど、これがカープのスタンスです。

サビエル・バティスタ
1992年1月18日生まれ、ドミニカ共和国出身。
2015年カープアカデミーから練習生として来日。
2016年にカープと育成契約
2017年6月に支配下登録。
登録後すぐの6月3日ロッテ戦で初打席初本塁打。
通算263試合出場で打率2割5分7厘、62本塁打、145打点。
2019年の推定年俸4000万円。189センチ、113キロ。右投げ右打ち。

 

スポンサーリンク

バティスタ契約解除までの流れ

2019年
6月7日 ドーピング検査。
7月3日  出場選手登録抹消で2軍降格(突然の抹消で驚いたファンは多かった)
7月15日 1軍昇格(ほぼ最短期間で昇格)
8月16日 DeNA戦に「3番一塁」スタメン出場(結果的に最後の試合となりました)
8月17日 NPBから陽性反応と発表
8月18日 出場選手登録抹消で自宅謹慎へ
9月3日 NPBがアンチ・ドーピング規定違反に対する制裁として20年3月2日まで6カ月の出場停止処分を発表
9月10日 ドミニカ共和国に帰国
9月23日 ウインターリーグでプレーすると所属予定球団から発表
12月2日 保留選手名簿にバティスタを掲載。

2020年
3月2日 6カ月間の出場停止処分終了した日に、球団が契約解除を発表。

スポンサーリンク

バティスタと契約するかしないかと揺れ動いた

バティスタが、出場停止処分を受けて、帰国する際に、鈴木球団本部長が示したのは。
20年から3年残す契約について「するかしないか分からない」でした。

この球団の姿勢は、今日の発表まで全くぶれることはありませんでした。
この話題に触れられても、処分が明ける日までに態度を発表するというだけで、それ以上の発表はありませんでした。

そんな中で、バティスタと契約する方向であると伝えられたのが、佐々岡監督と大野豊氏の雑誌での対談記事から。

佐々岡監督が、契約の意向とも取れる言葉を残したからです。
現場レベルとしては、バティスタとの契約は戦力上必要だったのです。

また、YAHOOのプロ野球チーム選手紹介の2020年度版が更新されて、バティスタが掲載された時には、これはもう「バティスタとの契約はありき」と、カープファンの多くが予想しました。

また、元カープ番記者の「バティスタと契約すべきだ」というコラムが出た時に、

その中である程度、取材に基づいて不透明な部分が書かれていたので、それがもし事実であれば、バティスタの契約更新は間違いないのではと感じた時もありました。

とにかく揺れ動いた6カ月間。
球団が出した結論は、バティスタの契約解除でした。
鈴木球団本部長は

「契約の継続は止めようと判断した。ずっと調査をしてきたけど、最終的に原因を突き止められなかったのが事実です」

カープ番記者の取材に基づいた部分も、確固たる証拠がないということだったのでしょう。
バティスタには2月27日に伝えていたそうです。
今後は球団施設のドミニカのカープアカデミーなども使用できなくなりました。

バティスタのインスタグラムの投稿にずっと注目していましたが、2月20日の投稿で止まったままです。

外から見ていて、バティスタは自分の潔白を証明することに固執しました。
ドーピングに引っかかった薬物さえもまちんと提示しないまま、とにかく「故意ではない」と主張していました。

事実は事実としてとらえて、きちんと対応しておれば、また違った結論になっていたのかもしれません。

スポンサーリンク

バティスタ契約解除を決めた背景

バティスタの契約解除を決めた球団は、
社会からのドーピング問題の厳しい目に対して、一定の正義を貫きました。
不透明な部分が解明されない限り、うやむやのままでの契約に対してNOを出したのです。
それが、カープとしてのスタンスであるのは間違いないのですが、ここ直近のドーピングにひっかかった選手の他球団の対応も、大変厳しいものであったことも事実です。

バティスタ出場停止処分が6カ月と発表された時の、ファンの意見は「大半をオフシーズンでの停止処分は甘い」という意見も多かったです。

球団としては、不透明な部分をはっきり出来なかったということを伝えていますが、もう1つの背景は、選手層の充実にあります。

バティスタのポジションは主に1塁。
今年は、昨年不振だった松山の復活が見込め、さらに堂林と安部の熾烈なポジション争いもレベルが高いものを見せているから、大きな戦力ダウンにはつながらないと判断したからでしょう。
さらに、ドミニカのウィンターリーグでの極端な不振も、今年の戦力にならないとした理由でしょう。

インスタグラムのバティスタの動画を見て、とても体が痩せたようにみえました。
コンディション不良のように見えたのも、まんざら間違いではなかったのではないでしょうか?

バティスタの今後

カープと契約解除になったバティスタ。
これで、カープアカデミーの施設さえも使えなくなりました。
では、今後どうなのでしょうか?

ドミニカの国内リーグで野球を続けて行くのか?
アメリカでどこかの球団と契約に向かうのか?
それとも、日本の球団がバティスタ獲得へ動くのか?

日本の球団が動くということは考えにくいです。
ドーピングに対して厳しい対応をした球団の選手を獲得するというのは現実的ではありません。

ここで、気になる言葉を鈴木本部長が残しています。

「(調整などを含めて)今の状態では戦力にはならない、難しいだろう」

深く読み取れば、今年序盤は戦力にはならないけどという含みがあるようにも取れます。

カープ球団は、選手をとても大切にする球団と思っています。
これから、もし不透明な部分がきちんと証明でき、原因を突き止められて、それを周囲から許されるならば、まさかの電撃契約も可能性としてはゼロではないかも?と読み取ってしまいます。
まあ、現実的には、その可能性は限りなくゼロですけど、カープファンとして、バティスタの今後に注目していきましょう。

スポンサーリンク
おすすめの記事