プロ野球2020年特別ルール案「試合時間制限」「9回打ち切り」で優勝争いは混沌
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2020年コロナ対策特別ルール案

明日5月25日に6月19日開幕が発表される見通しの中で。新型コロナウイルス対策連絡会議の専門チームから、「移動のリスク」などを軽減するルールの適用を提言されているようです。

「移動のリスク」が軽減する方法としてあがっている案が、時間制限を定めるということです。
そうすることで、デーゲーム後の移動が予定通りの便を利用出来て「移動のリスク」が軽減されるということです。
もし従来通りの試合時間に制限を持たない場合、試合が長引くと、予定していた便の利用が出来なまなり、混雑した便への変更になってしまうリスクの心配があります。

具体的に検討されるのは2案。

試合時間3時間30分ルール
以前、東日本大震災後の節電対策として、適用したことがあります。
あくまでも9回はやるのですが、試合時間が3時間30分を超えた場合、新たな延長回には入らないというルールです。□9回打ち切りルール
延長戦はやらないということですが、引き分けが増える可能性がありそうで難しい検討になりそうです。

*あくまでもこれから検討していくという内容ですから決定事項ではありません

もし適用されるのであれば、一度経験したことのある「3時間30分超えての延長回には入らない」ルールが適用になる可能性の方が高いと思います。

このルール、3時間30分超えるか超えない時に、お互いの駆け引きで、時間稼ぎをするようなプレーが見受けられる試合もあったのを記憶しています。

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「試合時間制限」「9回打ち切り」が及ぼす影響とは?

今回のコロナ対策特別ルールがもし適用になった優勝争いは混沌としてきそうです。

今年の優勝争いを予想するのに参考となるのが、各評論家の順位予想。
今季の順位予想については、ここでも記事にしていますので、下記をご確認ください。

カープの前評判は悪くなく、ほとんどの評論家が優勝争いに絡むAクラスに予想されていました。
それが、今回の特別ルールが適用された場合、順位予想にも影響を及ぼしそうです。

試合時間3時間30分を超えても新たな延長回には入らないというルールが適用された場合、ここ最近の1試合平均時間を考えれば、たとえ延長に入ってもほぼ10回までがほとんどになりそうです。
11回まで入るような試合は、延長戦4~5試合のうち1試合程度かなと予想されます。
ましてや12回まで行くようなことはほとんどないと思われます。

そこで考えられるのが、多少選手層が薄いチームであっても、そこそこシーズンを戦えるようになります。
投手陣、特に中継ぎ以降が若干弱くても、先発ローテーションがしっかりしているチームには追い風になります。

つまりこうです。
中継ぎ以降の選手層が薄くても、先発ローテーションがしっかり整っていれば、12回まで考えなくていいので2投手ほど調子のいいセットアッパーがいれば十分にシーズンを戦えるわけです。

現在、評論家による順位予想でBクラス予想が多いチームでも、今季ルールを徹底的に利用した戦い方が上位進出も狙えるようになってくるはずです。

9回打ち切りになれば、その傾向はさらに顕著になるものと思われます。

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まとめ -カープはどうなのか-

カープのウイークポイントは、中継ぎ以降の投手陣にあります。
特に、いまだにストッパーが固まっていないのが現状です。
先発がしっかりと試合を作ってくれても、いかに逃げ切れるかに不安があります。

ただ、他のチームと比較しても、先発投手陣は強力です。
ある程度のイニングは投げ切れるだけの戦力です。
たとえ中継ぎ以降の戦力が薄くても、先発の投球回数でカバーできるのです。
だから今回の特別ルールが決まったとしても、カープに不利になるようなものではないと思います。

ただ、他のチームが不利になるというところも見当たらず、前評判が低かったチームもシーズンを戦えるルールになるということで、かなりの混戦になることも予想されます。

先発経験があり、ストッパーの経験も豊富な佐々岡監督にとっては、今回の特別ルールをポジティブにとらえた継投術に期待したいと思っています。

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