センバツ初の中止
センバツの中止が決定してしまいました。
3月4日時点では、無観客試合での開催を準備していたにもかかわらず、
プロ野球の開幕延期、Jリーグの再開断念で再度の延期に加えて。、安部首相が10日、全国的なスポーツや文化イベントの実施自粛要請について「今後おおむね10日間程度の自粛を要請する」と表明されたことを受けて、もはや選択肢は決まってしまったようです。
球児の夢のために
3月4日に無観客試合での開催を目指し、
その日の会見で高野連会長が「球児の夢のために」と思いをコメントしました。
ここまでに高校野球の他の全競技が中止を決定している中、無観客とはいえ開催を目指したことに対して、SNSでは、高校野球の特別扱いを指摘する意見が飛び交いました。
一方、高野連の英断を指示する意見も少なからずいたのも事実です。
新型コロナウイルスの拡大防止でさまささざまなイベントが中止されていく中で、センバツが開催されることで元気を届けることが出来るという思いからです。
そんな意見が交錯する中で、今日ついに中止という苦渋の決断が出ました。
センバツ中止決定に対するコメント
センバツ中止を受けてSNSには数々のコメントが残されています。
さすがに皆さん、仕方がないと一様に受け止めています。
その中には、こんなほのぼのとしたツイートを見つけました。
https://twitter.com/fukada_yu2/status/1237691417444536320
ほんと、その通りですよね。
なお、出場回数はカウントされると今日の記者会見で表明されています。
無観客試合でも開催を期待していたファンの気持ちを代表するのがこれです。
覚悟はしてたけど、
辛いし悲しいし悔しい。死ぬ程努力して掴んだ若者の夢。
出場予定だった選手や関係者に、
何と声を掛けて良いのか分からない。「夏にチャンスは残ってる!」
高校野球をよく知らない人は言うだろう。
それがいかに難しい事かを知らずに…。#センバツ中止#高校野球— 栄冠は君に輝く from iwate (@eikankoushien) March 11, 2020
真中氏の神コメントに賞賛
関係者のいろいろなコメントが伝わってきますが、その中にきらりと輝くものがありました。
それが元ヤクルト監督の真中満氏ののコメントです。
元ヤクルト監督・真中氏のコメント
ただ、夏の大会が開催されるのであれば、何らかの形で今回の出場校も加わることが出来ないか考えて欲しい。
突拍子もないアイデアに聞こえるかも知れないけど、ほんと実現出来ないものかと考えさせるコメントです。
センパツ史上初の中止という異例の出来事に直面した今、夏に、毎日新聞と朝日新聞が協力し合って、異例の特別大会の開催を真剣に考えられないかなという思いになっています。
真中氏だけでなく、関係者の方々がもっと提言してくれれば、決して可能性ゼロではないと思うのですが。
まとめ
センバツ中止決定に、いろいろな思いが渦巻きました。
出場校の球児の涙もニュースで見ました。
甲子園という舞台に立つことが決定してから、夢の実現を果たしたと思ったかもしれません。
そんな夢の実現は幻のものとなってしまいました。
でも、出場を決定したという事実は誰にも変更できません。
高野連も出場回数をカウントすると発表しています。
3月4日に無観客試合でも開催すると発表した際の「球児の夢のために」という思いがあるのなら、本当に真中氏の思いを幻にしない検討もして欲しいと思います。
最後に。
「パプリカ」が幻のセンパツ入場行進曲となってしまいました。