2019年全国高校駅伝(男子)優勝候補はここだ
まもなく師走の風物詩の1つともいえる全国高校駅伝が開催されます。
今回の大会は第70回という記念大会にあたり、47都道府県の代表と、各地区大会の代表11校を加えて、58校の出場で、都大路を優勝目指して駆け抜けます。
令和初の大会を制するのはどこなのか、予想してみました。
全国高校駅伝2019代表校
2019年全国高校駅伝男子の出場高校は以下の通り。
各都道府県代表47校と各地区予選代表校の11校をわかりやすく記録順に並べてみました。
*太字は留学生ランナーが出場した高校です。1位 2.02.46 仙台育英(宮城)
2位 2.03.48 豊川(愛知)
3位 2.03.57 倉敷(岡山)
4位 2.04.47 大分東明(大分)
5位 2.05.03 鎌倉学園(南関東)神奈川
6位 2.05.06 学法石川(福島)
7位 2.05.17 佐久長聖(長野)
8位 2.05.25 世羅(広島)
9位 2.05.41 九州学院(南九州) 熊本
10位 2.05.49 自由ケ丘(福岡)
11位 2.05.50 開新(熊本)
12位 2.05.53 札幌山の手(北海道)
13位 2.05.59 東農大二(群馬)
14位 2.06.01 國學院久我山(東京)
15位 2.06.07 洛南(京都)
16位 2.06.32 大牟田(北九州)福岡
17位 2.06.38 須磨学園(近畿)兵庫
18位 2.06.46 西脇工(兵庫)
19位 2.06.49 藤沢翔陵(神奈川)
20位 2.06.56 秋田工(秋田)
21位 2.07.11 鳥栖工業(佐賀)
22位 2.07.25 青森山田(青森)
23位 2.07.29 新居浜東(愛媛)
24位 2.07.32 鹿児島実(鹿児島)
25位 2.07.40 西京(山口)
26位 2.07.48 水城(北関東)茨城
27位 2.07.53 北海道栄(北海道)*地区大会
28位 2.08.01 宮崎日大(宮崎)
29位 2.08.12 松山商(四国)愛媛
30位 2.08.14 智辯カレッジ(奈良)
31位 2.08.17 八千代松陰(千葉)
32位 2.08.29 四日市工(三重)
33位 2.09.00 東洋大牛久(茨城)
34位 2.09.01 遊学館(石川)
35位 2.09.02 松浦(長崎)
36位 2.09.17 敦賀気比(福井)
37位 2.09.19 鳥取城北(鳥取)
38位 2.09.35 埼玉栄(埼玉)
39位 2.09.39 智辯和歌山(和歌山)
40位 2.09.40 関大北陽(大阪)
41位 2.09.43 伊賀白鳳(東海)三重
42位 2.09.50 田村(東北)福島
43位 2.09.53 那須拓陽(栃木)
44位 2.10.03 水島工(中国)岡山
45位 2.10.30 中京院中京(岐阜)
46位 2.10.35 富山商(富山)
47位 2.10.35 小豆島中央(香川)
48位 2.10.54 滋賀学園(滋賀)
49位 2.11.10 美方(北信越)福井
50位 2.11.19 一関学院(岩手)
51位 2.11.29 徳島科技(徳島)
52位 2.12.02 東海大山形(山形)
53位 2.12.42 山梨学院(山梨)
54位 2.13.02 島田(静岡)
55位 2.13.08 中越(新潟)
56位 2.14.01 出雲工(島根)
57位 2.14.01 高知農(高知)
58位 2.18.21 北山(沖縄)
*順位は予選記録をランキングにしたものです。
直近10回の大会優勝校と予選記録の順位
優勝予想をするにあたって、さきにあげた予選会での記録はとても重要な資料になります。
過去10回の優勝校と、その時の出場校中の予選会記録の順位を並べてみます。
2017年 佐久長聖(長野) 1位
2016年 倉 敷(岡山) 1位
2015年 世 羅(広島) 1位
2014年 世 羅(広島) 2位
2013年 山梨学院(山梨) 3位
2012年 豊 川(愛知) 1位
2011年 世 羅(広島) 1位
2010年 鹿児島実(鹿児島) 1位
2009年 世羅(広島) 2位
*太字は留学生ランナー出場
こうしてみると、かつて駅伝王国と言われた九州地区の優勝が1回のみというのは意外です。
その反面、中国地区の6回優勝というのが光りますね。
ただ、いずれも留学生ランナーの出場があっての優勝であることを忘れてはいけません。
九州地区の出場校の今回予選会タイムの全体を見渡せば、まだまだ王国健在です。
優勝候補をピックアップするにあたって、過去10回の優勝校の予選会記録の順位は、
予選会タイム1位から優勝したのは6回
予選会タイム2位から優勝したのは2回
予選会タイム3位から優勝したのは1回
予選会タイム4位から優勝したのは1回
となります。
昨年の優勝校倉敷は4位から優勝したわけですが、これには訳があります。
強力な留学生ランナーキプラガットが予選会では出場せず、本大会でエントリーして出場したので、さらにタイムが上がる要因があったのです。
実は、今回もそのキプラガットは予選会では出場していませんから、不気味な存在になりそうです。
優勝候補はズバリ
過去の傾向から見て、予選会の順位上位が優勝候補として挙げられます。
1位 2.02.46 仙台育英(宮城)
2位 2.03.48 豊川(愛知)
3位 2.03.57 倉敷(岡山)
4位 2.04.47 大分東明(大分)
5位 2.05.03 鎌倉学園(南関東)神奈川
6位 2.05.06 学法石川(福島)
7位 2.05.17 佐久長聖(長野)
8位 2.05.25 世羅(広島)
*太字は留学生ランナーが予選会に出場したところです。
今回も強力な留学生ランナーがいる出場校が優勝候補になりそうです。
先に触れた、倉敷の最強留学生ランナーのキプラガットが出場(*予選会は、ハリソン・ガトトという留学生ランナーが出場)してきたなら、前回と同じで予選会タイム3位というのはあくまでも参考程度になり、一躍優勝候補の筆頭に上がってくるかもしれません。
ただ仙台育英の今回の予選会タイムは突出しています。
前回大会は大ブレーキ区間があったので、今大会にかける決意は相当なものでしょう。
ですから、優勝候補の本命は、仙台育英と予想。
ブレーキ区間が無ければ、終始トップグループでレース展開しそうです。
対抗は、前回覇者の倉敷と予想。
前回と同様に、キプラガットがエントリーされることが条件ですけどね。
予選会で出場したハリソン・ガトト(2年)もレベルが高い留学生ですが、あくまでもがキプラガット出場が条件で対抗とします。
大分東明のダンカン・キサイサも最強留学生ランナーの1人ですが、他の日本人ランナーの実績を比較した場合は、倉敷の方が上だと思いますので、ここはダークホースと見ます。
あともう2校のダークホースとしてあげたいのは、佐久長聖、豊川の2校
ここは留学生ランナーなしで、優勝して欲しいという気持ちを込めて候補に挙げてみました。
大会まで、残りわずか。
ここからの調整が大切で、いかにレース当日にピークに持って行けるか?
今回の予選タイムを見ていたも、タイム差は僅差です。
もし調整に失敗すると、ほんのわずかのブレーキ区間が出ても、挽回不可能になりかねません。
全区間全員がきちんとまとめることが重要になってきます。
個人的には、留学生ランナーなしで戦う出場校を応援しています。