箱根駅伝 往路結果
箱根駅伝2020の往路が終了。
結果は、以下の通りです。
箱根駅伝2020 往路成績
2位 5:22:49 國學院大學 往路新記録
3位 5:24:33 東京国際大学 往路新記録
4位 5:24:38 東海大学 往路新記録
5位 5:27:11 明治大学
6位 5:27:15 帝京大学
7位 5:27:34 創価大学
8位 5:27:41 駒澤大学
9位 5:28:48 早稲田大学
10位 5:29:08 拓殖大学11位 5:29:15 東洋大学
12位 5:29:17 中央学院大学
13位 5:31:40 中央大学
14位 5:31:52 順天堂大学
15位 5:32:53 日本大学
16位 5:33:00 法政大学
17位 5:34:11 神奈川大学
18位 5:34:35 日本体育大学
-OP- 5:34:54 関東学生連合
19位 5:37:53 筑波大学
20位 5:38:37 国士舘大学
上位4校が往路新記録を更新するという高速レース。
一強とも言われて、私の大会展望でも大本命にあげていた東海大学は、無実力通りに往路新記録を立てても4位。
その上を行った3校。
青山学院大学は5人全員がベストの走りを見せた。
國學院大学は、出雲駅伝優勝で評価は高かったけど、その実力を発揮したのはお見事。
そして、ダークホースにあげていた東京国際大学は、一時はトップになるなど存分に実力を発揮していました。
一方の有力校、東洋大学は1区の大ブレーキが全てでした。
私は、1区は東洋大学はトップで襷をつなぐと思っていたので、まさに波乱の展開。
2区相澤晃でトップとの差を完全に射程圏にまで持って行ったけど、3区のランナーはどうしてもさらに縮めようという思いで突っ込んで入っての終盤失速という負のスパイラルに入ったんだと思います。
4区も同様だったのでしょうか、失速しました。
優勝候補最右翼で往路4位に終わった東海大学の両角監督のコメント
タイム差3分22秒に厳しい差だと認めながらも、逆転優勝はあきらめていません。
「1分ぐらいに詰めていれば希望はある。ドラマは最後に待っているかもしれない」
復路展望と総合優勝争い
復路の見どころは、青山学院大学が逃げ切れるのか?
東海大学が逆転するのかに絞られると思います。
2位國學院大學、3位東京国際大学はちょっと優勝争いからは脱落すると思われます。
ずばり、復路の優勝候補は、東海大学になると見ていますが、ただ不安は、青山学院大に追いつくために、前半から突っ込んで入きすぎて終盤失速してしまうと、復路の優勝の目は無くなり、総合優勝の可能性もなくなります。
全ては、6区の山下り区間で、差をどれだけ縮めることが出来るかにかかっています。
8区と10区は強いので、6区の入りに注目です。
あと、東洋大学が往路の失速をどこまで挽回するか?
私がいつも応援している早稲田大学がシード権を獲得できるのか?
地味ながら、安定してシード権を獲得してきている中央学院大学の走りにも注目しています。
東海大学がそれでも逆転する?
青山学院大学との差は3分22秒。
両角監督も「厳しい」という差も、東海大学の選手層の厚さで逆転する可能性もありと見ています。
そこで現在エントリーされている選手の持ちタイムを比較した上で、復路の展望をしたいと思います。
復路 青山学院大学と東海大学エントリー選手の持ちタイム
10,000m自己ベスト ハーフ自己ベスト
6区
青学 谷野航平 29.36.71 1.04.16
東海 羽田智哉 30.14.08 1.03.25
7区
青学 中村智哉 28.31.68 1.06.37
8区
青学 岩見秀哉 28.49.13 1.03.13
9区
10区
青学 新号健志 29.24.59 1.03.38
東海大学は、補欠メンバーで主将で前回4区区間2位館沢亨次、7区区間2位の阪口竜平を残していますので、当日のエントリー変更も予想されます。
8区と10区は不動だと思いますので、6区、7区、9区でのエントリー変更だと思います。
もちろん、青山学院大学も逃げ切るためのメンバー構成をしてくると思いますが、ここはあくまでも現在エントリーされている選手の持ちタイムでの比較です。
総合優勝争いは、
青山学院大学と東海大学の一騎打ちと見ていますので、両校だけの持ちタイムのタイム比較をご覧ください。
テレビ中継を見ていると、10,000mの持ちタイムがよく出ますが、距離的にはハーフに近い距離をそれぞれ走りますから、ハーフのタイムだけに注目して比較してみたいと思います。
ここでの比較の難しさは、いつそのハーフ自己ベストを出したのかわからなかったので、それぞれどこまで選手が成長して未知なる実力になっているのか、わからないことはご了承ください。
単純に、ハーフの持ちタイムの合計の差を出してみると、7分40秒東海大学が早いです。
ただ、7区のタイム差が4分26秒ありますので、おそらく青学はエントリー変更してくるか、それともこの自己ベストタイムが現在の実力とは違い、参考にならないくらいの成長をしている可能性もあります。
ただ、ここを差し引いても3分14秒東海大学が早いタイムとなります。
こういう比較だけで見ていますが、東海大学の逆転優勝の可能性ありと見ます。
ただ1つ、6区の入り方が全てになりそうです。
ここで、差を縮められなければ、青山学院大学の逃げ切りの可能性は一気に高まります。
なぜなら、区間前半突っ込んで走ってくるようになりますから、秒差を一時的に詰めても、結局区間後半に差を広げられかねないことになります。
東海大学がいかに自分たちのペースで走って、10区までに追い込んでいけるかにかかっています。
逆転の条件は、6区7区で2分差以内に詰めれば、逆転のシナリオが始まるかもしれません。
一強とも言われた東海大学。
もしかしたら、完全優勝さえするかもわからないとも思っていたので、むしろ大本命のチームが追いかける展開になったということで、箱根駅伝ファンとして、見る側にはとても面白い復路となりそうです。