【カープ引き分け】菊池が戸郷の新人王タイトルの夢を砕く九里・森下への援護弾
スポンサーリンク

カープ菊池が戸郷の新人王タイトルの夢を砕く九里・森下への援護弾

九里投手好調続く

九里投手の今季前半と後半とではまるで別人のような投球です。
今シーズンは、火曜日に先発することが多く、つまり6連戦の頭での先発を務めていました。

前半は、ことごとくその先発の試合で負けることが多く、チームが波に乗れない原因にもなっていました。
このブログでも、かなりその部分については触れてきました。
そんな九里投手が、9月に入って涼しくなり始めたころから、調子をあげてきました。

9月からの戦績は、6勝2敗。
惜しむらくは、この成績が序盤から残せていたらと思うほどです。

九里投手を狂わせた与四球

そんな好調な投球が続く九里投手に、ちょっとした綻びが出たのは、走者を四球で出した時でした。
4回の失点も、四球が無ければ得点圏に走者を進めていなかったし、特に6回は2アウトランナー無しから与えた死球がそのまま得点につながってしまいました。

ただ、そこから大崩れしないこと。
いずれも最少失点にとどめていますから、調子の良さを物語っています。
シーズン序盤は、そこからガタガタと崩れるシーンも数多くありましたから。

戸郷の新人王タイトルへの夢砕いたか

数字の上では、森下投手が新人王タイトルに近いとはいえ、残り試合で何が起きるかわかりません。
もし戸郷投手が今日勝利していたら、残り試合の中であと1勝を原監督の絶妙な起用で上積みも十分に予想されました。

もし勝ち星で並べば、他の数字でいくら森下投手が上回ろうが、戸郷選手にはかなりの強みがあります。

□優勝チームで今シーズンの先発ローテーションを務めたこと
□高卒2年目であること

記者投票ですから、何が起こるか本当にわかりません。
特に、今日プロ初完投初完封勝利をあげていれば、印象がとてもよくなっていたところでした。

デーブ大久保さんのコラムでは、「どう考えても戸郷が新人王」とまで言い切る人もいますから。

私的にはトータルで見て、どう考えても戸郷が新人王だと思いますね。
なぜかって?
まずプロ野球選手は何を目指してシーズンを過ごすのか、ということを考えてほしいです。  

誰しもが「優勝」の2文字を目指しますよね。戸郷はその優勝に向けて大貢献しています。
広島は何位ですか? 

そこを考えるとやはり戸郷が必然的でしょう。

また、独走・巨人の勢いを止めるため対戦相手は、手強い先発を戸郷にぶつけます。そこも考慮してほしいですよね。

-デーブ大久保さんのコラム(抜粋)-

 

そんな戸郷投手の新人王タイトルの夢が消えたかもしれない9回裏土壇場の菊池涼選手の同点弾。
カープファンにとっては、今日の引き分けに持ち込めたのは、勝ちに等しい気持ちになれているのではないでしょうか。

 

それにしても、ずっと勝ち星から遠ざかっているとはいえ戸郷投手のピッチング見事でした。
来シーズン以降も、カープにとっては難敵となる投手となりそうです。

 

スポンサーリンク

今日の試合クローズアップ

九里投手が期するもの

九里投手がこのところの投球は調子の良さを物語っています。
今の先発ローテーションは若い投手でばかりですが、その中でも経験豊富な実績で若い投手保引っ張っていくような自覚がこちらまで伝わってきます。

前回のヒーローインタビューで、チームで一番勝っているいるのは森下投手なので「負けられない」という言葉を耳にしました。
なにか期するものを感じてプレーをしている姿は、ファンとして心を打ちます。

9回  138球  8被安打 9奪三振 3四死球 2失点

九里投手は、今日の登板で規定投球回数をクリアしました。
これは1年先発ローテーションを守り抜いた勲章でもあります。

原監督の決断

まだ優勝が決まっていなければ、戸郷投手は打順が回ってきた9回表に代打を送られていたかもしれません。
それがたとえ、プロ初完投勝利、初完封勝利がかかっていても原監督は勝利への執念を見せる采配をしていたはずです。

ただ、優勝が決まって、守護神デラロサは日本シリーズへの調整のため登録抹消となっていました。
こうしたことが少し絡み合って、戸郷投手はプロ初完投初完封勝利を目指してマウンドへ。
2アウト1塁、あと1人のアウトまでにこぎつけての菊池涼選手への初球でした。

カープファンにしてみたら「これが野球の醍醐味」
ジャイアンツファンにしてみたら「これが野球の怖さ」
それを見せつけられたシーンでした。

同点弾を浴びた後の戸郷投手、表情を崩すことなくマウンドに立つ姿は、今後大きく成長しそうです。
九里投手VS戸郷投手の投手戦、素晴らしい投げ合いでした。

スポンサーリンク

明日の予告先発

広島 巨人
遠藤 高橋

いろいろな課題が見つかった遠藤投手だけど、日程的なことを考えると今季ラスト登板となりそうです。
今シーズン先発ローテーションをしっかり守ってくれた遠藤投手は評価するに値します。
最後は、今季の集大成のピッチングをしてもらいたいと思います。

スポンサーリンク

合わせて読みたい記事

スポンサーリンク
おすすめの記事