2020年特別ルール-延長10回-
NPBと選手会がオンラインで事務折衝が行われ、今季の特別ルールが合意しました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響による開幕延期などに伴い、過密日程となる選手の負担軽減が目的とした何個かの特別ルールは以下のものです。
延長10回まで
延長10回までとすることが合意。
当初の案の1つだった、3時間30分を超えて新しい延長回には入らないというものではなく、延長は10回までとされることが決まりました。
出場選手登録・ベンチ入りの増員
出場選手登録は29人から31人、
ベンチ入りを25人から26人に増やすことで合意。
ベンチ入りに関してはたった1人の増員だけど、試合を大きく左右する特別ルールになりそうです。
新規選手の獲得期限
通常7月末日までだった新規選手の獲得機嫌は2か月延長されて9月末日まで。
今季は試合数が少なくなるため、9月末日までの選手編成の動きは注目です。
外国人の1軍登録枠4人⇒5人へ
外国人の1軍登録枠は、当初の4人から5人まで可能となりました。
但し、ベンチ入りできる人数は4名と変わりありません。
このルールにより、有利になるとして、阪神、ソフトバンクなどがあげられています。
逆に外国人選手の少ないヤクルトにとっては、このルールを活かされないように言われていますが、まだまだ新外国人選手の獲得の動きはありそうです。
カープ外国人1軍枠争いし烈
外国人の1軍登録枠は4人から5人まで可能となって、カープの1軍枠争いを関心持って見ています。
当初は5人枠になったとしても、メヒアを入れた「投手3野手2」よりも、中継ぎ以降の投手陣が弱いということで「投手4野手1」の方が有力だと見られていました。
ところが、このところのメヒアのバッティングの状態が良くて、一気に情勢は変わり、今は「投手3野手2」でほぼ確定的と言われるまでになっています。
それを前提に考えた場合、外国人1軍5枠は次のような情勢だと思います。
◎K.ジョンソン ◎スコット ◎ピレラ ◎メヒア △フランスア △DJ.ジョンソン |
K.ジョンソン、スコット、ピレラ、メヒアは何もなければ確定的。
残り1枠をフランスアとDJ.ジョンソンで争うようになります。
実績のあるフランスアなのか、それとも新外国人戦力に期待のDJ.ジョンソンなのか?
今日までの試合では、ほぼ互角の展開です。
フランスアは6月2日以降の練習試合になってからは結果を残していたのですが、今日は1失点。
DJ.ジョンソンは無失点ながらも被安打2。
球速が出ているのは、DJ.ジョンソン。
フランスアは26球を投げて球速150キロを超えたのは1球のみ。
一方のDJ.ジョンソンは、20球投げてストレートは7球。
そのうち6球が150キロ超えで最速は153キロでした。
ちなみにフランスアの最速は150キロでした。
このあたりが判断基準になりそうで、そこからすればDJ.ジョンソンが1歩リードしている気がします。
練習試合は残り4試合ですが、どうやら明日は雨の影響を受けそうです。
最後までもつれそうな外国人残り1枠の争いに、目が離せません。