野間が本物になるシーズン
野間選手が今季こそレギュラーの座をつかむかもしれません。
開幕スタメンに向け、鈴木誠也、堂林選手らと現在自主トレ中で、体をいじめぬいています。
昨季は123試合に出場したものの、打率.248、本塁打2本、16打点と低迷しました。
一昨年の活躍から、昨年はレギュラーの座を不動のものにする期待が大きかっただけに、残念なシーズンでした。バティスタのドーピングでの離脱が無ければ、出場試合数はさらに少なかったかもしれません。
今季レギュラーの座をつかむためには、厳しいポジション争いが待っています。
長野、松山、ピレラ、宇草あたりとの競争になりますが、これにバティスタとの契約更新がなされれば、さらに競争は激化します。
問題はバッティング。
秋季キャンプから取り組んでいるバットを、やや寝かせての打撃フォームに手ごたえを感じている模様です。
朝山コーチとともに強く振り切ることをテーマに取り組んでいます。
パンチ力はありますから、長打力にも期待できます。
その打撃が見られれば、レギュラーの座を掴むと思います。
佐々岡監督の期待も大きく、彼を1番バッターに期待している模様ですから、なおさらです。
佐々岡監督が1番バッターとして期待
野間選手には、俊足という武器があります。
彼の惚れ惚れするようなベースランニングは、「爆発的走塁」という代名詞が付きそうなくらい素晴らしいです。
相手チームにとっては、それは脅威の何物でもありません。
昨季の14盗塁は数は少ないものの、成功率.875と、実に9割近い数字を残しています。
盗塁を試みた回数が少なく14盗塁にとどまったのですが、もっと走れば数字も上がりそうです。
本人も、盗塁数を増やしたいと思っているようです。
佐々岡監督の期待に応えて1番バッターに座ると、自ずと結果は残るはずです。
昨年低迷しただけに、春季キャンプ、オープン戦でどれだけアピールできるかにかかっています。
特に、オープン戦では、1番野間を試してくるはずです。
そこで、2番菊池との1・2番コンビが機能し始めたら、開幕スタメンと1番バッターの座を奪いきっているはずです。
昨年の秋季キャンプから打撃フォーム改造に取り組んでいる。朝山打撃コーチから「強く振れ」との助言を受け、長打力向上を目指している。自主練習では安定感が増し、完成形への手応えをつかみつつある。
西川や長野、新加入したドラフト2位の宇草(法大)らがライバル候補になる。「上位を打ちたいですし、とにかく外野がし烈なので」。