プロ野球開幕に向けた地域集中開催案
先日の12球団代表者会議で出た、プロ野球開幕に関して、長距離移動による感染リスクを無くすという意味での、地域集中開催案。
地域集中開催案とは
どんな案かといいますと・・・
セリーグが首都圏 パリーグが関西圏 |
1つの地域に拠点を置いて開催するという案です。
これは意見としてアイデアが出ているもので、決定事項ではありません。
あくまでも案として、いろいろと検討して行く中の1つの選択肢とあがっているものです。
セリーグ6球団は関東圏に集中して、東京ドーム、神宮、横浜スタジアムで試合を行うというもので、カープをはじめ、阪神と中日にとっては、本拠地から離れてずっと遠征状態になります。
コンディション的に、地元開催となる巨人、ヤクルト、横浜DeNAと比べると不利にならないかという不安もあります。
また、宿泊ホテルでの滞在になるため、宿泊費用の負担などの問題も出てきます。
他球団の反応は
スポーツ紙を見ると、阪神は慎重姿勢です。
あくまでも、移動リスク軽減という課題をクリアしないと、プロ野球開幕へ向かうことは出来ないと理解しての判断です。
西武の辻監督も「現時点で何も決まっていないので何とも言えない」という慎重姿勢です。
緊急事態宣言が継続されるエリア
プロ野球開幕にあたっての1つの課題は、移動による感染リスクの解消です。
でも、現時点で緊急事態宣言が継続される関東圏、関西圏でやること自体が、漢リスクを残すことになるような気がしてならないのです。
次の代表者会議は5月22日。
今日(5月13日)の東京都の新規感染者数は10名と低い数字が続いています。
最低限、開幕時には緊急事態宣言が解除になっているということが前提です。
5月22日の時点での新規感染者数の推移がどうなっているのか?
この案を検討するかどうかの大きな要因となります。
チャーター機の利用と新幹線グリーン車の貸切り案
セリーグの関東3球団にとっては、広島のマツダスタジアムが最長距離の移動となります。
ヤクルトから出たのが、チャーター機利用と、新幹線グリーン車の貸切という案。
特に、パリーグは日本ハムとソフトバンクが、通常でも飛行機の利用が多いために、チャーター機の利用は必要不可欠になるでしょう。
いつまでも、地域集中開催を続けることも出来ないので、この案については真剣に議論して行くものと思います。
有利不利になるチームはあるのか
これらの案すべて、有利不利になるチームは出てきそうです。
どの案も一長一短あって、チームによって不利になるようなことも考えられるので、かなり慎重な議論が交わされそうです。
日程的にも、、移動回数を減らすということで、通常同一カード3連戦ですが、6連戦も想定されます。
あくまでも大胆意見とされているようですが、いずれもこれまでに経験したことのない異常事態ですから、何があってもおかしくない柔軟な対応が要求されそうです。
6月19日開幕とした場合の日程
日程 | カープの対戦相手 |
6月2日~ | 練習試合 |
6月19~21日 | 横浜DeNA |
6月23~25日 | ヤクルト |
6月26~28日 | 中日 |
6月30~7月2日 | 巨人 |
7月3~5日 | 阪神 |
どうか無観客試合でも、上記のスケジュールが実行されますように!
そしてプロ野球開幕がコロナ終息に向かっていく明るい話題になりますように!