佐々岡監督が新井貴浩氏との新春対談で語る-投手編-
元日スポーツ紙のスポーツニッポンの新春特別企画で、広島東洋カープ20代目の監督に就任した佐々岡監督と、スポニチで評論家を務める新井貴浩氏との新春対談記事が掲載されました。
セリーグ覇権奪回に向けて、佐々岡監督の構想がいろいろと語られていましたので、まとめてみました。
開幕投手について
「軸は大瀬良大地」
「腹は決めとる」としながら、開幕投手の明言は避けられています。
それでも「軸は?」と聞かれて、「大瀬良大地」と明言されましたから、今のところ、大瀬良投手でしょうか。
先発ローテーションについて
3・4番手は、昨季の実績から、床田、九里、野村、それに、遠藤、山口、アドゥワがどう割って入るか?山口、遠藤投手は、秋にすごく成長した。
そこに、ルーキーの森下が入って、遠藤、山口、アドゥワの若い4人でこれだけで先発6枠埋まる。
床田、九里、野村はどうするか?意地があるだろうし。
床田、九里、野村投手の奮起を期待しているというか、さらなる底上げの期待が伝わってきます。
実際は、大瀬良、ジョンソンは不動として、床田、九里、野村が普通に頑張ってくれたら、そのままローテーションで間違いないけど、昨季のように、野村が調子が上がらずファームで調整したように、期待通りの投球が出来ない場合に、遠藤、山口、アドゥワ、森下の4投手のうちで、その穴をどれだけカバーできるかになりそうです。
アドゥワは昨季先発で好投したのは1試合だけですが、ファームではもはや別格の投球内容を見せていましたから、若手の中ではローテーション入り1番手だと思います。
ただ、佐々岡監督の言う「山口、遠藤は秋にすごく成長した」というのを、どんなものか早く見たいと思います。
中継ぎ・抑えについて
先発候補の投手が枠から漏れた時に、中継ぎで使いたいと思う投手がいるかもしれない。
中崎は(右ひざ)手術をしたので、2月のキャンプは3軍からのスタートになると思う。
2軍に上がり、ストッパーとして(1軍に)帰って来られるのか?
昨季、不調で2軍に落ちた時にも考えていたんだけど、先発調整させてみようかと。
球数を投げないといけないし、下半身の使い方は違うだろうし、もう1度原点に帰るという意味で。
抑えは、本当は日本人がいいけど、
DJジョンソンは、真っすぐと大きなカープがあって制球も暴れていなす。
スコットは、動くボール。スリークオーターでスライダーとツーシーム。三振を取るのはスライダーで、これが面白い。まっすぐも150キロを超える。
だから、フランスアも安泰ではない。
基本は、フランスアがセットアッパーで、後ろに誰かいてくれたら一番いい。
今のところ、佐々岡監督の構想としては、中崎を先発調整させる。
シーズンスタートには、間に合わないようなニュアンス。
フランスアはあくまでも8回起用で、抑えはスコットを推しているような感じですね。
佐々岡監督の口からは出なかったけど
これに、今回の対談の中では、佐々岡監督の口からは出なかった、
菊池保、中村恭と昨季活躍した2人、そして一岡、今村の実績組がいますから、それだけでもカープ投手陣の層の厚さは感じます。
個人的には、昨季、床田のトミージョン手術からの復活を目にしていますから、同じ手術を受けた高橋昂也の復活を期待しています。