カープの4番から日本の4番鈴木誠也
鈴木誠也の成長がとにかく著しい。
カープの不動の4番バッターとして君臨している誠也が、プレミア12で侍ジャパンの4番での活躍は見事でした。
(参考)
2019年シーズン実績
140試合出場 打率.335、28本塁打、87打点
これで鈴木誠也も、将来的にメジャーという意識が高まったのは事実でしょう。
これまでも、何度かメジャー志向であることが伝えられたこともありますが、足の骨折などのアクシデントを乗り越えて、ようやく体調も万全となった2019年シーズンの活躍は見事でした。
チームはリーグ4連覇を逃し、まさかのCS進出までも逃し悔しいシーズンに終わりました。
ただその中でも、鈴木誠也は着々と成長を遂げているようです。
鈴木誠也「察してください」という意味は
昨年末の契約更改後の会見で、
記者から「ポスティングでのメジャー挑戦の話し合いはあったのか?」との質問がありました。
「言えません。察してください」
どう解釈していいのか、その時ファンの間では話題になりました。
もし、鈴木誠也がメジャーに挑戦する場合、海外FA権の取得には出場選手登録期間があと3年と36日必要になります。アクシデントなく順調であれば2022年シーズン終了後になりそうです。
質問に全く否定しなかったことを見れば「それまでは時間があるから、今はそんな話題に触れないで欲しい」という意味合いが強いと思います。
ただ海外FA権の取得まで待つとは思えません。
15年オフには前田健太投手、結局残留という形にはなりましたが昨年オフ菊池涼介内野手のように、ポスティングシステムによるメジャー移籍を容認してきました。
2020年ドラフト戦略でポスティングでの挑戦が見えた
先日、カープの2020年のドラフトに向けた会議が開かれ、「長打力」の打てる選手のスカウトをしているようです。これを聞いた瞬間に、鈴木誠也選手の数年後の去就とリンクしているように感じたファンは多かったと思います。
球団内では、どうも鈴木誠也がメジャー挑戦することを前提に動いているようです。
もしそれが事実であれば、あくまでもビジネス的に考えれば、FAでの移籍よりも、ポスティングシステムでの移籍がのこうだと思います。
なぜなら、メジャーからの入札金が入ってきますので、その路線でこれからは動いていくのではないかと予想します。
となれば、あと2年しかカープに在籍しないのかもしれません。
1年でも早くメジャー挑戦したい鈴木誠也と、入札金が入って来るポスティングシステムでの移籍がビジネス的にメリットのある球団と思惑は合致しています。
鈴木誠也のメジャー評価
今すぐにでもメジャーに挑戦しても通用するような評価です。
元カープの助っ人外国人投手ヘーゲンズが鈴木誠也の「パワーと肩」を賞賛したのは記憶に新しいです。
すでにメジャーの球団も何球団かマークしている模様です。
守備、走塁、打撃と高いレベルを誇っています。
こんな3拍子揃った選手ですから、メジャーの獲得合戦も予想されます。
私だけでなくカープファンのホンネは、
ソフトバンク柳田選手のようにメジャーを封印するような複数年契約かもしれません。
はたしてどうなるかまだ誰にもわかりませんが、
現時点では、今年の東京五輪で日本代表として出場しメダルを獲得、そしてシーズンオフには「来季ポスティングでのメジャー挑戦」という発言が飛び出すかもしれません。
それを想定しての、今年のドラフトは長打力のある野手の指名に踏み切ってくるのでしょうね。
たとえ、今オフその言葉がなくても、来年オフには「ポスティングでのメジャー挑戦」と宣言されるかもしれません。
ファンとしては、生涯カープであって欲しいんだけど。
鈴木誠也の今季の抱負
「五輪でも優勝して、チームでも優勝できるように1年間頑張りたいなと思います」
ファンとしては、さらにパワーアップした数字を残して欲しいと大きな期待を寄せています。