もし昨季カープベンチに新井貴浩がいたら優勝していた!?
昨季のカープは悔しいシーズンでした。
4連覇の夢を阻まれ、最後には阪神の猛追を許し、あと1勝が足りずにクライマックスシリーズも逃し、Bクラスに甘んじてしまったカープ。
優勝候補にあげられながら、開幕ダッシュに失敗して16試合消化時点で、4勝12敗と借金8と全く波に乗れませんでした。
そこから、5月の猛チャージはすごいの一言で、5月終了時点で、32勝19敗1分けで首位に立ちましたが、交流戦で再失速。ついには、首位を奪い返すことは出来ないままシーズン終了しました。
チームが不調の時に、テレビ画面に映し出されたベンチの姿はさすがに元気がありませんでした。
チームが3連覇していた時にも、不調の時はありました。
でも、その時にはベンチには新井貴浩という存在がありました。
優勝をしたシーズンでさえも、ベンチが不穏になることがあったそうです。
それをいつも敏感に察して、ベンチの雰囲気を和ませて、明るくしていたのが新井貴浩でした。
しかしながら昨シーズンのベンチには、その新井貴浩はいませんでした。
新井貴浩のようにベンチを盛り上げようと頑張っていた選手はいました。
選手会長の會澤であったり、チーム最年長の石原だったかもしれません。
それでも、どうしても新井貴浩の代わりにはなれませんでした。
もし、昨季のカープベンチに新井貴浩がいたら、苦しい時期を乗り越え、巨人との7勝差を埋めていたのかもしれません。
そして、もしかしたら4連覇を果たしていたのかもしれません。
他球団と比べて、戦力的に劣っていたわけではありません。
僅差のゲーム展開を競り負けしていた試合を、ものにしていたら!?
昨季はずっとそんな思いで見ていました。
2020年カープベンチの新井貴浩みたいなリーダーは誰なのか
心の中では、佐々岡新監督になって、コーチングスタッフの中に新井貴浩氏が入らないかと期待していました。
コーチとしてベンチにいることで、3連覇をしていた時のような存在感になってくれるからです。
でも、そんな願いはかないませんでした。
では、今季のカープベンチでリーダーシップを発揮してくれる選手が誰なのか?
新井貴浩みたいな存在感で、常にチームを鼓舞してくれるような存在になって欲しい選手は誰なのか?
新選手会長になった田中広輔選手
前選手会長の會澤捕手
ベテランの石原捕手に長野選手。
それぞれでチームを引っ張って行ってくれると期待していますが、
最も期待を込めたいのが菊池涼介選手です。
メジャー移籍を断念してカープに残留した彼「チームをまとめていかないといけない」とリーダーになることを宣言してくれました。
「チームをまとめていかないといけない立場、存在になった。監督も代わったのでコミュニケーションを大事にしたい。会話を大事にして、やっていきたい」とさらに語ってくれました。
また、松田オーナーからは、直々に「リーダーになってほしい」と要請されたそうです。
「僕らだけじゃできないことを石原さん、長野さんの力を借りないといけない」とベテランにもサポートを依頼して意欲を示してくれています。
時に底抜けの笑顔をみせながら、それでいて常に厳しい表情でアグレッシブなプレーを見せる彼に最高のリーダーシップを発揮してもらえると期待しています。
「個人の目標は優勝です。また幸せな時間を過ごしたい」と語る菊池涼介選手。
とにかく明るい性格を生かしてチームをけん引していく菊池涼介が、最後に笑う姿を今オフ見れることを願っています。