
2月25日に起こったカープ観戦チケットの抽選券大騒動について、個人的に感じた問題点と改善点について触れてみます。
そんな大した意見ではないのですが、自分なりに感じたことです。
皆さんそれぞれに意見はあると思いますが、ここは一人のファンの意見として受け止めてください。
カープ観戦チケット熾烈な争奪戦続く
カープの2019年公式戦観戦チケットの一般発売の購入に必要な抽選券の配布が、2月25日マツダスタジアムで行われ、その大騒動が全国ニュースにもなったのは皆さんご存知だと思います。
ここ最近のカープの主催ゲームにおける観戦チケットのプレミアム化はものすごくて、入手困難な状態が続いています。
一般発売日前になると、チケット争奪戦は熾烈を極め、球場周辺にはチケットを買い求める徹夜組などの行列にテント村なども出現して、いろいろな問題になっていました。
転売目的の買い占めも大きな問題となり、純粋にカープの応援をしたいというファンが、チケットを買えない状態にもなっていました。
球団もこうしたチケット問題対策の1つとして、今回多くの人に平等な購入チャンスがあるようにと、抽選券配布という試みが実行されました。
ところが、今回のような大騒動になってしまったのは、球団も想定外の出来事だったと思います。
抽選券配布で大騒動に発展しまった訳
今回、球団が取ったチケット販売を抽選制にしたのは、間違っていないと思います。
これで、ある程度平等な購入チャンスをもらえることにもなるからです。
こういうチケット対策を講じた球団の姿勢は支持されるものだと思っています。
今回の抽選制、初めての試みでしたから、球団も相当な準備をして臨んだはずです。
当初のカープ球団の告知は以下の通りでした。
2月25日(月)午前11時までにマツダ スタジアムにお越しの方全員に抽選券を配布する
これを読んで、私はこう解釈していました。
マツダスタジアムにたとえ球場にたどり着いていなくても、抽選券をもらう列についていれば、整理券をもらえるものだと、安易に解釈していました。
この時点で、一旦全員が球場内に入ってもらうとか、具体的に配布方法をどうするかとかの案内はなかったと思います。
このスタートからして、球団の見通しの甘さがうかがえます。
そうして、球団が想定した人数2万人(一説によれば整理券を2万枚以上用意していたそうで、3万人の想定をしていたのではないかと言われていますが)を大きく上回る、約5万人が詰めかけたものですから、すべての想定外のことが起こりました。
平日の昼間にもかかわらず、マツダスタジアム周辺に詰めかけたその数は、球団が想定していた広島駅に延びるカープロードからあふれて、どんどん行列は枝分かれをしていき、コストコ周辺にも伸びたそうです。
警備員の数も絶対数足りず、実際に並んだ方から聞いた話では、警備員自体が最後尾を把握できていなかったそうですから、もはやぐちゃぐちゃ状態だったんでしょう。
私と同じ認識のファンは多かったみたいで、途中で配布が打ち切られて抽選券を手に出来なかった多くの人たちにとっては、想定外の球団からの対応でしたから、抗議が大騒動へと発展していったわけです。
私は、この抽選券を求めることはしなかったのですが、たまたま12時30分頃に、マツダスタジアム横に行く機会があり、そこでかなりの怒号が聞えて、凄いことになっていたことを聞きました。
確かにそこへ行く時、パトカーと2台遭遇して、何かあったのかな?と感じていたほどで、異様な感じは伝わってきていました。
今回の大騒動を見て、私たちが想像している以上にカープのチケットのプレミアム化がさらに進んでいることを感じました。
それゆえに、まだまだ球団さえも、その認識がそこまで追いついてないのも感じました。
次回また抽選券配布するための改善案
そんなたいした改善案をいうつもりはありませんが、今回の抽選制は支持していますから、今回の騒動を反省して次回につなげて欲しいと思います。
今回のニュース映像を見ていて、並んでいる人たちにすごい違和感がありました。
同じ違和感を覚えた人も多かったと思いますが、とにかく年齢層が高い人が多かったように見えました。
今や、インターネットを通じてチケットを便利に買えるようになりました。
それでも、パソコンやスマホに不得手な人たちっています。
それは特に年齢層が高い人に多く、今回の抽選制はそうした人たちに観戦できる最大のチャンスだったのかもしれません。
そういう人たちにも平等にチケットを買えるチャンスはあっていいんです。
むしろあるべきです。
もしくは、平日の配布でしたから、家族や知人などに頼まれて行列についたのかもしれません。
中には、転売ヤ~の依頼で並んでいる人も多くいたようにも聞いていますが、こればかりは、私にはどうだったのかはわかりません。
今回大騒動になってしまった抽選券配布を来季も継続するのであれば、この失敗を十分に反省して球団も対策を講じてくるとは思いますが、私のちょっとした思いを書いておきます。
午前11時までに球場にお越しという表現であれば、午前11時まで球場の入り口全てを開放して、配布に集まった人たちを全員球場内に入ってもらう
3~4時間も前であれば、混乱なく球場内に案内できると思います
今回並んでいる時、トイレに困った人も多かったでしょう。
球場内にいればトイレ対応できるし、場合によってはカープうどんなど温かい飲食サービスだって提供してあげてもいいのではないでしょうか
午前11時になった時点で、球場内から退場スタート
球場出口にて抽選券を配布する
何があっても、再入場は出来ない様に警備員を配置そうすることで、配布後さらに列に並び直して、再度抽選券をもらうようなことを防げる
これだけのことをもう少しカープ球団で対策を練って頂ければ、いい配布方法がみつかると思うのですが、いかがでしょうか?
ポイントは、球場から退場する時に配布する
不正に何枚も抽選券を手にすることは出来ず、出来るだけ多くのファンにチャンスをあげることが出来ます。
球団からしてみれば、いったん全員を球場内に入ってもらうということは、施設内の安全面、終了後の清掃などの手間とか、いろいろな負担も出てくると思いますが、今回の大騒動のことを考えれば、簡単なことだと思います。
みんなが支持するような最善な方法は、なかなか見つからないと思います。
それでも、今回のような騒動にならないために、いちファンが感じた些細なことが、少しでも球団の関係者にどうか届くことを願っています。