
台湾プロ野球が観客(1000名)試合
世界最速で開幕を果たした台湾プロ野球。
開幕からずっと無観客試合で行なわれていましたが、5月8日から1000名限定とはいえ、観客試合で行われました。
ちなみに 台湾は新型コロナウイルスの国内新規感染者が26日間連続で発生していないそうです。
台湾プロ野球(CPBL)は8日、台中の洲際棒球場で楽天対中信兄弟、新荘棒球場で統一対富邦の2試合で今季初めて観客を入れて試合を行った。
1000枚用意されたチケットは年間指定席の購入者、ファンクラブ会員から優先に販売。台中洲際は完売、新荘も大部分が売り切れとなった。 |
1000名の観客をどのように決めたのか
□年間指定席の購入者
□ファンクラブ会員
優先的に販売され、1会場は完売。
観客に求めたこと
□マスクを着用した上でチケット提示
□サーモグラフィーによる検温して消毒
□消毒健康証明書を提出
□身分証による本人確認
□球場内の飲食は水分補給を除き禁止
どのように着席させたのか
□前後左右、一定の間隔が確保された指定席に着席
□他の席への移動は認められない。
Twitterに見る今日の風景
台湾プロ野球の今日の風景です
観戦時の3つのポイント!
入場時の実名報告
席間隔をあける
マスクつける
この三つを実践して、球場で野球をお楽しみください!#CPBL#世界最速観客入場 pic.twitter.com/lzfQkiBIzT— CPBL 中華職棒 (@CPBL) May 8, 2020
台湾、観客入りプロ野球 1000人限定、ファン歓喜 - https://t.co/e7LjfiDlmh pic.twitter.com/0BbDIymXT6
— ニュースサイト[OVO オーヴォ]【公式】 (@ovO_NEWS_Ovo) May 8, 2020
日本プロ野球は観客数をどのように制限するのか
ーマツダスタジアムについて考えてみたー
いまだ開幕日すら決まっていない日本のプロ野球ですが、ここ数日の全国の新規感染者数が100名を切っているのは明るい兆しです。
5月11日には代表者会議が行われますが、ここ数日の状況が11日まで継続すれば、開幕日の具体的に日程が決められるかもしれません。
あくまでも、「その日を目指す」ということでしょうが、もしそうなれば、やっと1歩前進ですね。
ではどのようにして、観客試合まで戻していくのか?
台湾プロ野球、韓国プロ野球がモデルケースとなっていくと思われますから、先ほど触れた台湾と、これから観客試合へと持って行く韓国の現状は常に注目しておきたいです。
無観客試合で開幕
これは既に決定事項です。
観客試合に持って行く時期と観客数の割合
台湾プロ野球を見ると、開幕からおよそ1カ月で観客試合の実施となりました。
ただここは日数的なものではなくて、新規感染者が26日間連続で発生していないという背景があっての観客試合の実現でしたから、日数ではなく新規感染者数の推移で決まりそうです。
観客数については、3月の時点で「満席の観客は考えられない。3~4割程度になるだろう」という見解が示されています。あれからの感染拡大が酷かったので、おそらくもっと数字は低く抑えられるでしょう。
台湾のように1,000名となるのかわかりません。
例えば、カープの本拠地マツダスタジアムに限ってみれば、収容人員33,000人ですから、その1割と見れば3,300人の入場が可能になります。
台湾の1000名ではなく、おそらくこのあたりの数字から入っていくものと予想します。
限定観客数をどのようにして決めるか
ここで以前触れたことがあります。
まず発売されたチケットは、相当数の試合を払い戻しの対象になるでしょう。
そして、まず最初のステップとして
□年間指定席の購入者のみの入場で観客試合を実施
さらに十分に対策を施すことを条件で、
□ファンクラブ会員に優先的に抽選販売
2月にカープファン倶楽部限定のチケット抽選販売をやったようなことが行われるかもしれません。
ただ、この方法、カープファン倶楽部の会員じゃない人たちからのブーイングは聞こえてきそうです。
最終段階として、一般の方に向けてのチケット販売へと移っていくのでしょうか?
26日間連続で新規感染者ゼロの台湾でさえ1000名限定観客試合ですから、劇的な終息が見られない限り、今季はいつものあの球場の光景は見られないかもしれません。
観客に求めること
台湾プロ野球で行なわれている下記の2つについては日本でも実施されるでしょう。
□マスクを着用した上でチケット提示
□サーモグラフィーによる検温して消毒
これに応援団のトランペットなどによる応援は自粛要請がかかるでしょう。
台湾のような、感染経路を追うという前提の
□身分証による本人確認はどうでしょう。
徹底した対応をやって欲しいけど、やらないでしょうね。
□球場内の売店は全店クローズか、一部のみの営業になるでしょう。
どのように着席させるのか?
これも台湾がモデルケースとなりそうです。
□前後左右、一定の間隔が確保された指定席に着席
□他の席への移動は認められない。
まとめ -開幕の見通し-
ここ2日連続で新規感染者数が100名を切っています。
テレビでは、新規感染者数が20名を切るのが1つのラインとの見通しと発言したコメンテーターがいました。
それを考えれば、まだまだですが、それでも先が徐々に見えて来た、そんな2日間の100名切り。
少しだけ、明るい希望を感じているのは確かです。
具体的な日程が発表されるかどうか、11日の代表者会議に注目したいと思います。