開幕延期はカープにとって有利なのか
新型コロナウイルス感染拡大で開幕延期が続くプロ野球界。
個人的には、毎シーズン3月にはスカパーのプロ野球セットに加入して、万全の態勢で心待ちにしていたのですが、4月にいったんスカパーを解約しました。
開幕まで予定されていた練習試合も中止となって、4月の試合中継は1試合もないのに視聴料の請求が来ました。
スカパーもコロナに影響受けたのかもしれないけど、プロ野球セットの本来の試合中継というサービス提供を受けていないのに、請求されるのは釈然としないのですが、仕方ないのかな?
そんなこんなのネガティブな話題ばかりでキリがないのですが、この開幕延期をポジティブにとらえる話題を1つ話してみたいと思います。
この延期の期間をプラスにとらえれるとすれば、故障して本当の開幕であれば1軍にはいなかったであろう選手です。
そんな選手たちの順調な回復が続々伝えられてきていますのでまとめてみました。
カープ故障回復選手
野村投手
3月の時点で実戦復帰をしていたのですが、順調に回復しているようです。
開幕には十分に間に合いそうです。
広島の野村祐輔投手(30)が26日、大野練習場で2軍通い組の練習に参加した。この日はカーブやスライダーを織り交ぜながらブルペンで約50球を投げた。「よかったと思う。また、微調整していければ」と納得の表情を浮かべた。見守った菊地原2軍投手コーチも「球の強さが出てきている」と評価した。
春季キャンプ中に痛めた右ふくらはぎの状態も順調に回復しており、既に2度の実戦登板を消化している。「状態はよくなっている。できることをやっていくだけ」と開幕に向けて調整を進めている。 引用元 4月26日デイリースポーツ |
中崎投手
実戦復帰を3月にすでに果たしています。
まだまだ本来の調子ではないようですが、じゅんち
広島の中崎翔太(27)投手が22日、廿日市市の大野練習場で2軍通い組の練習に参加し、ブルペンで40球を投げた。真っすぐを主体に変化球なども試し、「いい球も悪い球もあったので修正していきたい」と話した。
チームは1勤1休となり、調整はより困難を極めるが、「そこは深く考えずに。練習はできているし、家にいる時間が長くなるので、体幹トレーニングなどやっていければ」と状態の維持に努める。 昨年11月に右膝手術を受け、今春のキャンプでは調整を余儀なくされたが、実戦復帰を果たすなどその後は順調な回復ぶりを見せている。 引用元 4月22日デイリースポーツ |
ピレラ
ピレラは通常通りの開幕であっても、多少強行してでも復帰して開幕1軍を決めていたと思うので、心配はしていなかったけど、生地を見る限りでは相当影響でもあったのかなと、この延期が生きそうです。
広島ホセ・ピレラ外野手が右手首痛から完全復帰だ。マツダスタジアムで、3月18日以来となるフリー打撃を再開。59スイングし、柵越えはなかったもののライナー性の強い打球をはじき返した。
3月6日西武戦で死球を受け、同21日からリハビリを中心とした3軍で調整。今月8日に1軍復帰したものの、前回練習の23日まではティースタンドに球を置いて打つ「置きティー」とトス打撃にとどめていた。開幕延期が決まっているシーズン前だっただけに「焦りはなかった」と回復を優先できた。「自分の中で患部の調子がいいし、打つ準備ができていると思った。これからはいつシーズンが始まってもいいように、練習とコンディション維持を続けていくだけ」。万全をアピールし、今後はフリー打撃を含め全メニューを消化していく。 引用元 日刊スポーツ |
磯村
キャンプからとにかく出遅れた磯村ですが、延期を完全に味方につけた感じで回復しています。
開幕に十分に間に合いそうですが、坂倉との1軍枠争いが熾烈です。
広島・磯村嘉孝捕手(27)が24日、2軍の大野練習場で1時間超の打撃練習に汗を流した。右の代打として地歩を築いた昨季の実績を踏まえ、スキルアップを誓った今春は左脇腹痛でまさかの出遅れ。現在は開幕延期をプラスに捉え、実戦を再開するその日に備えて必死に振り込む毎日だ。逆襲――。その2文字を胸に刻んでいる。
寮生が休日で、通い組の投手、野手が汗を流した大野練習場。磯村は白浜、曽根とウォーミングアップを終えると、ブルペンで野村のフォーム、投球に意識を向けながらミットを構えた。投手のプラスを引き出すための工夫、気遣いだった。 「いい時と悪い時を覚えておけば、バッテリーを組んだ時に助言できることがあるかもしれない。そういう思いで受けています」 マスクを外すと、即座にバットを握った。野手は3人しかいないため、マシン相手のスイング量は半端ない。「今日はブルペンが早く終わったから特別長かった」と言う通り、延々60分。終了後はまた水本2軍監督とティー打撃に取り組んだ。 「とにかく量を振って、いいフォームを体に覚えさせたい。キャンプでは打ち込みができなかったので…」 奇禍は1月の自主トレ中に起きた。右脇腹に違和感を覚え、練習ペースを抑えて沖縄へ先乗りしたところ、逆の左脇腹に痛みが出たという。再発しやすい箇所。2月はリハビリに費やし、3月17日の教育リーグ・中日戦で実戦復帰を果たした。 「この2週間でようやく思い切って振れるようになった感じ。だから、僕にとってはこの時間がすごくプラスです。打ち込んで体をなじませるのに」 昨季は2本の決勝打を放つなど、右の代打として地歩を築いた。出場65試合、打率・278、4本塁打、21打点はいずれも自己ベスト。出場機会を増やすため、秋は一塁守備にも挑んだ。その歩みは奇禍で一時的に止まったが、取り組み方次第では開幕延期をプラスに転化できる。 「ファームなので、練習試合再開の段階からアピールしていかないと。1軍に上がることが今の目標です」 水本2軍監督は「努力家。本来なら戦力として1軍にいないといけない」とハッパをかける。遅れてきた27歳の逆襲。冷静に「不安です。僕はマイナス思考なので」と分析する精神性が、努力家を今日も突き動かす。 引用元 4月25日スポーツニッポン |
開幕延期はカープにとって有利なのか
野村、中崎、ピレラ、磯村が開幕に間にあうとなれば、チームにとってはとても有利に働きそうですが、そうとは言い切れないです。
他のチームも同じ条件で故障者が回復しているからです。
要は、開幕までの練習環境と、練習内容が大きく左右されそうです。
開幕日が決まった段階で、実戦形式の練習が本格化しそうですが、今のところカープが他球団よりも練習量は多いようです。
その点では、開幕に向けて順調に仕上げることが出来そうです。
あとは、これからのアクシデントがどう出るか?
練習不足から急ピッチで仕上げていくはずなので、どこかにアクシデントを発生させる選手は出てきそうです。
そこがシーズンの今後を占う重要なファクターになりそうです。
とにかくコロナウイルスが収束に向かい、いつもの光景が球場で見られるようになることを願っています。